生殖心理カウンセラーの養成講座について

生殖心理カウンセラーは、不妊や生殖に関する心理的な問題を抱える方を支援する心理臨床家のための資格です。この資格を目指している方のために、日本生殖医療心理カウンセリング学会では、その養成講座を開催しています。更に、この養成講座は基礎コースと専門コースがあります。基礎コースでは、生殖医学の基礎知識や不妊体験者の心理について学ぶことができます。

そして基礎コースを修了された受講者は、より専門的かつ実践的な専門コースへ進むこともできます。専門コースでは、専門的な最新知識の習得とロールプレイなどの演習によって、生殖心理カウンセラーとして不妊クリニックなど生殖医療の現場で活躍できる人材を養成しています。

不妊や生殖の問題は、あらゆる心理臨床領域に現れています。子育て臨床をはじめ、学校臨床や家族臨床など、生殖医療の現場以外でも不妊や生殖医療の知識と、その心理的影響について知っていることは、不妊などで悩んでいるクライアントの援助に役立ちます。男女には思考回路の違いがあるため、不妊治療中の夫婦には、すれ違いや誤解が生じやすくなります。

しかし、妻や夫の気持ちを想像し、その気持ちにより添った対応をとることは可能です。この養成講座を通じて、それらの心理的な対応についても学ぶことができます。男性である夫は現実的なところがあり、同じ話を繰り返すことを無駄だと感じる傾向があります。逆に女性である妻は、同じ話をすることで安心したり共感度を深めたりする傾向があります。これらはリアルな男女間の性質の違いから生じるもので、生物的に仕方のないことです。

この生物的な特性も考慮し、日本生殖医療心理カウンセリング学会の養成講座では、実践的な生殖心理に関する問題解決の方法を説いています。そして、その能力がある人材を育成していることで高い評価を受けています。また、認定者は全国の生殖医療の現場で活躍しています。この生殖心理の専門性を持つことは、専門家としての活動の幅を広げることになるでしょう。