生殖心理カウンセリングでわかる、赤ちゃんを望む夫婦の心理について

生殖心理カウンセリングをしていると、赤ちゃんを望む夫婦の心理にいくらかの違いがあることがあります。たとえば女性の場合は、生まれつきの母性があり、子供好きであることが少なくありません。さらに愛する人の子供をほしいという気持ちもあります。一方男性の場合は自分と血のつながりがある、子孫を残したいという本能から赤ちゃんがほしいということもあります。また別のケースは、夫婦二人の関係がとても良く、自然と子供がいたらもっと良いと感じることもあります。もちろん個人によりそれぞれの考え方や感じ方があるのは当然です。どのような背景や性格の持ち主であっても、赤ちゃんがほしいというのは自然な願いです。それだけになかなか赤ちゃんができないと、大きなストレスになることもあります。ひどくなると夫婦の関係にも影響を及ぼすことがあります。ですから不妊を克服するという、時として長い道のりを辛抱強く歩むことを助けるのは生殖心理カウンセラーの大きな役割です。文化的な背景から、生殖や生殖心理に関することを表現することは憚れてきました。そのため多くの患者や家族は、内に秘めるしかありませんでした。不妊だけでも容易ではない上に、それに伴う様々な葛藤や戦いをひそかにしまっておくということは大きなストレスになりかねません。それは身体にも影響を及ぼし悪循環になることさえあります。では生殖カウンセラーにはどのようにしてなることができるのでしょうか。日本生殖医療心理カウンセリング学会が行っている講座を受講し、認定資格を得ることができます。そこで生殖医療に関する専門的な知識や援助の仕方を学びます。もちろん知識や理論だけでは本当の生殖カウンセラーになることはできません。患者さんの話を、先入観を持たずによく聞き辛抱強く接することが大切です。一人ひとり異なりますから、無理に分類しようとしてはいけません。経験を積むにつれて、よい生殖心理カウンセラーになることができます。