日本生殖医療心理カウンセリング学会の活動状況について

「日本生殖医療心理カウンセリング学会」は、不妊に悩むカップルの「心のケア」に対する支援のため、平成15年9月に発足しました。現在は名称を「日本生殖心理学会」と改め、活動を行っています。

主な活動内容は、学術集会の開催(2004年より年に1度)・会誌の発行・生殖医療心理カウンセリング技術に対する教育研修、生殖心理カウンセラーの養成・認定などです。

2016年度の活動状況としては、2016年2月21日に東京・虎ノ門ヒルズフォーラムにおいて第13回、日本生殖心理学会・学術集会を開催しています。テーマは「傾聴を科学する」で、様々な演者の先生を招いて講演やシンポジウム・ポスターセッションなどが行われました。2017年2月には愛知で第14回学術集会が開催されることが決定しています。

また生殖心理カウンセラー養成講座も開講されます。生殖心理カウンセラーは、不妊治療中の心の悩みによりそい、サポートする仕事です。受講可能なのは、は臨床心理士及びそれと同様の心理臨床能力及び経験を持つ者、または臨床心理学専攻の大学院生です。

この講座では、不妊や生殖医療とその心理的影響について学ぶ基礎コースと、基礎コースを修了し、より専門的・実践的な内容を学ぶための専門コースが用意されています。両方を修了すると生殖心理カウンセラー認定試験の受験資格を得ることができます。

2016年は基礎コースは7月~8月、専門コースは10月~12月にかけて講座が開かれ、12月18日に認定試験が行われる予定です。
また、不妊相談を担当している看護師や医師・各自治体の不妊専門相談員などを対象に、生殖医療相談師の養成講座も開かれます。生殖医学の基本や最新知見を学び、ロールプレイなどの演習を行い、実際に役立つスキルを身につけることができます。

2016年は7月~12月にかけて講座が開かれ、12月25日に認定試験が行われる予定となっています。

近年、不妊症に悩む患者さんが増加しています。しかし、健康なカップルでも妊娠率というのは2割くらいです。妊娠は意外と確率が低いのです。赤ちゃんは授かりものです。しかし、ママが妊娠前から妊娠に適した体作りをしておけば、赤ちゃんが丈夫に育ちやすいというのも事実です。

その代表的なのが、葉酸摂取。プレママの間では葉酸はかなり認知されてきました。妊娠初期には通常以上に葉酸が必要なのです。この時期に葉酸がしっかり摂れていると、胎児に先天性の障害が起きるリスクが低減できるのです。その障害というのは二分脊椎や無脳症といったとても重い障害です。我が子を障害から守るためにママは積極的に葉酸を意識する必要があります。

確かに、葉酸は胎児の障害リスクを減らしますが、葉酸を摂取すれば妊娠しやすい体にもなるとか、もっというと葉酸を摂れば妊娠するという極端な噂も広まっているようです。不妊で悩む女性が葉酸を摂れば改善すると信じたくなる気持ちもわかりますが、残念ながら葉酸を摂れば妊娠するという訳ではありません。

ただ、葉酸が妊娠を後押ししてくれることは確かなようです。それは、子宮内膜を丈夫にしたり、月経サイクルを整えてくれるからです。

妊娠がわかったら、あとは元気な子が無事に生まれてくれれば他にも何もいらないというのが妊婦さんの本音。
葉酸を積極的に摂って体を妊娠に向けて準備しておけば、いつか赤ちゃんがやってきてくれます。自信を持って赤ちゃんを迎えられるように、葉酸を妊活中から意識しておくことが大事ですね。

葉酸はいろいろな食材に含まれていますが、水や熱に弱いので調理の過程で失われやすいのです。十分に摂っているつもりでも、もしかしたら足りていないかもしれません。やはり、確実に葉酸を摂るにはサプリがおすすめです。サプリの葉酸は体に吸収されやすいように工夫されているので、無駄がありません。さらに、葉酸サプリに妊娠中に摂りたい他の栄養素も入っていれば、それだけでトータルに妊娠をサポートしてくれます。

こういった状況の中で、日本生殖医療心理カウンセリング学会が行っている活動は、今後ますます必要となってくるものだと思います。